おやすみ、ロジャーは大人にも効果があった

大人になってから絵本に触れたことありますか？

皆さんは最後に絵本を読んでもらったのは何歳の頃でしょうか？

思い出してみてください。小学校低学年ぐらいが最後ではないでしょうか？

僕は小学校低学年ぐらいだったようだったと思います。

ここ最近、絵本がちょっとしたムーブメントを起こしていることをご存知でしょうか？

僕は読み聞かせるのは苦手な方なんですが、聞くのは大好きなのでちょっと絵本について調べてみることにしました。

すると面白い絵本を見つけました。

心理学的効果がある寝れる絵本

お子さんがいる家庭では「あ！知ってる！」っていう方もいるかもしれません。

この絵本には様々な仕掛けがあり、読み聞かせをするときは子供の名前を入れる箇所、あくびをする、小声で囁くなどの台本かな？と思うほど指示が多いです。

このような仕掛けが多い理由は「子供を寝かすため」なのです。

しかし、気になる点が。

「車を運転中は読み聞かせしないようにしてください」

こんな注意書きみたことありますか？ないですよね？ｗ

てことはですよ。

大人でも絵本を読んでもらったらぐっすり寝れるんじゃないか？

と思い立ったわけです。

せっかく読んでもらうなら滑舌が良くて演技ができて優しい声の人を探さねばなりません。

水樹奈々さんに容姿も声も似ている声優志望の養成所に通っている友人に朗読をお願いしました。うーん贅沢。

友人は絵本の内容は全く知らなかったようで、注意書きやらを読んでとても興味が湧いていました。

通話しながら僕はイヤホンを付けて仰向けになって布団をかぶってるだけです。

さすが声優志望。読むのすごく上手…演技もそつなくこなしてくれました。

水樹奈々さんや中村悠一さんが朗読しているCDつきのものもありますので、こちらもお勧めです。

絵本の中に仕組まれているいろいろな仕掛け

読み聞かせをしている相手の名前を入れて話すので、最初はなんだか慣れなくてむずがゆいですがだんだんと慣れてきます。

不思議なもので名前を呼ばれていることに安心感を得る感覚に陥りました。

「眠くなる」など睡眠を誘導する単語はある程度使用されていましたが、「おやすみ」という単語はあまり使用されていませんでした。

正直、自分が子供の立場だったら「おやすみ」と言われても眠くならず逆に起きておこうと思ってしまうかもしれません。

心理的なものだと思いますがほんとうに上手に構成されているなと感心しました。

それとあくびを入れる箇所。ここも大事なポイントですね。一緒にいる人のあくびをみると自分にもうつることありますよね？

これも同じ原理だと思います。通話ですらうつったときもありましたし、うとうとしていたところにとどめを刺しに来られる感じです。

詳しく書きすぎると次に聞くとき意識しすぎちゃうのでこれぐらいにしておきます。

聞き手と話し手の注意点（自己解析）

聞いていて感じた話し手側の注意点は以下のとおりです。
・はきはきと読まず、柔らかい口調で読み続ける
・キャラが変わっても声をなるべく変えない
・絵本の指示には従う（名前、あくび、強弱など）
・本を読んでいるという意識をなるべく捨てる

聞く際の注意点としては下記の点を守るとよりリラックスできると思います。
・真っ暗な部屋で布団をかぶっていつでも寝れる体制
・体の力を抜いて、リラックスできる仰向けの状態をなるべくキープする
・横を向かず30秒以上天井の一点を見つめ続け、スッと目を閉じる
・「寝よう」と意識せず、聞くことだけ考えておく

実際に体験した結果

初めからリラックスして聞いていたこともあり、すぐに世界観へ入り込むことができたおかげで5分足らずで意識がふわふわしてきました。

そこからあとは記憶があったりなかったりなんですが…なんせ眠かったです。

読み終わってすぐに読んでもらってた子にも聞いてみました。

「読んでるこっちもすごく眠い…ぽわぽわする」

そしてまぁすぐに寝てしまったのですが、驚いたのがこれです。

寝起きのすっきり感がすごい

普段は二度寝したりふとんから出たくなかったりするんですが、スッと起きてパッと目覚めれました。

これが聞いていた僕だけでなく、話し手の子も同じだったことに驚きです。

なぜこのようなことが起こったのか不思議なんですが、また読んでほしいと思いました。

「寝かしつける絵本」だと思っていましたが、聞いてみた後は「快眠するための催眠本」と捉えています。

所詮絵本でしょ？などとあなどるなかれ！！